クラシックMINI-EV、Mini Jackでお披露目
ローバーMINIのお祭り「Mini Jack」が13日、岡山国際サーキットでありました。そこで会場にブースを設け、完成したばかりのクラシックMINI-EVを展示。多くのMINIファンに見ていただきました。
当日朝、私とHさんは朝5時半に広島を出発。8時半ごろサーキット前に到着したところ、間もなくMINI-EVも積載車で運ばれてきました。無事に受け取り、会場へー。ん? 私たちのテントがありません。人混みの中、「(気付いてくれないので)すみません、通りまーす」と声をかけながらクラシックMINI-EVに乗ってウロウロ…。手続き漏れと分かり、新たにテントを設置してもらってから展示準備にかかりました。
最初、実行委のスタッフからは「黄ナンバーのMINIを邪道とみるファンもいます。会場では軽ナンバーを外してください」と言われていました。ところが、まだ準備できてない段階から「え?何で軽なの?」と次々と人がやって来ます。そしてエンジンルームのバッテリーとモーターを見て「EVなんだ!」と驚き、あれこれ質問攻めにあう、というパターンになっていきました。EVデロリアンの時と同じです。結局、周囲の反応がとてもいいので、そのままで展示を続けました。
クラシックMINIを軽自動車に改造する業者さんもいらっしゃいます。その方法とは、国産軽エンジンへの換装。車格はほぼ軽の規格に収まりますので可能です。一方、私たちのクラシックMINI-EVは、A型エンジンのミッションに、660ccのエンジンより出力が低いモーターを組み込んでいます。EVではあるけど、軽エンジンに換装したMINIより改造していないのがポイント。A型ユニットを丸ごとすげ替えるだけで、A型エンジンを搭載するどの英国車でも理屈上はEVになれます。もちろんモーターはトルクがあるので、街中走行は十分。4速発進です。「カニ目のEVも、これで作れますよ」というと、みんな「なるほどー」という顔をしてくれました。いいでしょ?このコンセプト。
もちろん今は、メーカー製EVが買える時代です。走行距離や改造にかける費用が見合うかどうかは、個々人の価値観になっていきます。でも会場では、MINIが大好きでいつまでも乗り続けたい、次世代に乗り継ぐ手段として何か考えなくては、とおっしゃる方がとても多かったのが印象的でした。EVデロリアンに続き、クラシックMINI-EVを手掛けた理由は、まさに「旧車をレストアする手段としてのEV」。愛車を捨てず、長く乗り続ける提案です。その思いに対して、皆さんとても好意的だったのが、何より嬉しかったです。
会場では1日中、MINIや同年代の欧州車を使ったレースが爆音とともに繰り広げられていました。サーキット場に来たのは今回が初めて。質問者の対応に追われてレースはほとんど見られませんでしたが、EVこそ耐久性や信頼性を高めるためにレースが必要なんだろうな、と感じました。モータースポーツも次の段階に入る時期がきています。
さて、このクラシックMINI-EV。来月には一緒に作っていたYさんが毎日の通勤で使い始めます。カッコイイEVで通勤。ウラヤマシイです。
